物事を端的に話すのには勇気がいる
どうもよっちです。週に5,6回のジム通いで心身を鍛えております。
突然ですが「俺はやたら話が長い」ということについて話していきます。
僕と話したことがある人はめっちゃ話し長いなって思ったかもしれません。
というのも世の中は「端的にわかりやすく話す」が基本であり、これができないと「説明がへたくそだ」となるわけです。
そういう意味では文章というものはべらべらと話すことができるので、ブログというのは本当にいい媒体だと思っています。
少し話がそれましたが「端的に話せないと説明がへたくそ」と言われるのに端的に話さないということにはもちろん理由があります。
その理由については大きく三つほどあり
- 絶対という定義はできない
- 理解不足による誤解が生じる
- ストレス解消にべらべらと話したい
に分けられます。
とりあえずこれを踏まえると「端的にわかりやすく話す」というのは大きなリスクと聡明な傍聴者が必要ではないかと僕は思うわけです。
僕の場合はダイエットや筋肥大、人体についての質問が多いのでそれを例に挙げながら3つの理由について書いていきます。
科学的根拠が絶対ではない
よく聞きますよね科学的根拠って。テレビやメディアでは「○○という研究(データ)がある」や「エビデンス」などといいます。
科学という言葉に親しみがないと"科学的根拠は絶対"という認識に近いと思いますがそうではありません。あくまでそのような一つの結果があったということです。
例えばウサギに鶏卵を食べるという実験があり、その結果ウサギが死んだとします。
そうなると「ウサギは鶏卵で死ぬという研究があった」とされるのです。これが悪く伝わると「鶏卵には死亡リスクが伴う」となります。
これでなんとなく科学的根拠とはそんなものか、ということが伝わったかと思います。突っ込みどころ満載です。
まずはウサギの年齢や性別、重量や卵以外の要因の説明などが省かれていることやウサギと人を比較していいのか、といった話しになります。
なので科学的根拠というのは信頼できる根拠ではなく、参考にしておくものです。
人体についてのほとんどは科学的根拠である
主に栄養学や生理学といったものはほとんど多くの実験の結果から多数の同じような結果をもとに組み立てられています。
なのでこれもまた絶対ではありません。
端的に話すというのはおそらくある程度のレッテルを貼ることで成立すると思うのですが、"絶対"ということがいかに難しいかをわかっていればそうやすやすと決めつけられないかと思う次第であります。
ほとんどの物事は一つの属性に留まらない
要するに何事も多様であるということで、複雑に絡み合った仕組みになっていて"正しい"や"正解"もない。
例えば「ダイエットは糖質を抑えればいいの?」という問いがあったとして、それに対する答えはYESかNOだけにはとどまらない。
人によっては糖質を抑えることが苦手であったり、ダイエットは糖質を抑えることが大切という定義もないのです。
他にも様々なアプローチがあって、その中から自分に合うものを選択する。さらには糖質や他の栄養素の知識があるかないかによってもダイエットのやり方は大きく変わってしまうのだ。
そんな複雑に絡み合う問いに対してYESかNOで答えてしまうのは、ある程度精通した身からするとリスクでしかないのだ。
ちなみにこの話しは"意味のあるコミュニケーション"であることを前提として話しています。
意味のないコミュニケーションとはその場をつなぐためだけの会話だと僕は考えていて、糖質もどうでもよければダイエットについても感心はないのだ。
伝言ゲームのように話の本質が変わっていく
先ほど糖質の話をしたが、昨今は、まるで糖質が悪だというような思想であふれている。
これは端的に糖質はダイエットに良くないと発信された情報と糖質についての知識が伝言ゲームのように口コミなどで回っていき、本質が変わってしまったなどが考えられる。
さらには理解不足のトレーナーやインフルエンサ―などによるアウトプットも問題を呈している。
そうなってくると脂肪が筋肉に変わるだとか賢い人なら気付くようなアホらしい情報も出回ってしまうのだ。実際にこの脂肪が筋肉に変わる論を信仰する人は多いはずだ。
上記を踏まえると端的にまとめることは非常に難しい
こちらとしては誤解してもらいたくないので、できるだけ正解を教えたいのだが、正しい答えというのはほとんどありえないので、端的に話すというのはかなり難しいということを理解して頂きたい。
それでも端的に話せないのはバカだというのなら、この多様性が賛否両論を引き起こすこの時代に答えを見出してみろと思う次第だ。
俺が変なことをいえばそれがあまねく広がり、また誤解を生む、情報の悪い連鎖がおきてしまうリスクを背負わなければいけないのだ。
さいごに
これだけ言っといてなんだが、僕はしゃべることでストレスを発散できるくらいおしゃべりだ。
なので端的に話さない理由は答えがないという理由以外にストレスを発散したいというのもある。
聴き手には申し訳ないが人助けだと思って僕に構ってもらいたい。
さらには普通に話は下手である。もしかしたらこの文章で文才がまるでないなと思ったかもしれないが、どちらかというと感情で訴えるタイプではあると思う。
とりあえず話長くてすまんな。とは思っているのでこれからも僕に構ってくれと思う次第であります。